少なくとも、俺らを助けてくれる都合のいい神様なんて居やしない。 大抵はふんぞり返って眺めて、矮小な存在の悪あがきをツマミに一杯やってるんだろうよ。 だから俺は祈らない。 神には祈らない。 倒れたものに対する祈り。 生きるものへの祈り。 その祈りは願いっつうか、激励に近いかもな。 「安らかなれ、Amen」 せめてものささやかな手向け。 傍らに添えた一輪の花。 痛みはひいているらしく、すぅすぅという寝息まで聞こえてきた。 「いい夢見ろよ、お嬢ちゃん」