やっぱり、自己満足でしかなかったんだなと・・・。
今、思い知る。

きらきらと、降り注ぐ光が白を更に白くする。
雪は、降り注ぐ陽光にきらめいていた。


光が変わった。
なにかそう感じた、それは気配に変わった。
「誰・・・?」
人の、気配。

「申し訳無い、邪魔したかな」

そこに居たのは、黒に金色の刺繍をした衣服をまとった男の人。
くすんだ銀色の、針葉樹のような鋭さを持った髪の、プリーストだった。
「いえ・・・」
邪魔なんてつもりなど無い事を伝えるため、相手の顔に視線を当てて、返事を返した。
髪がすこしかかった目、緑柱石の瞳。
先程銀色と形容した髪の色は、純粋な銀ではなく、
どこか月の光を思わせる色合いをしていた。

聞いて欲しいのかもしれない。
私の。
誰でもよかったのか、偶然に身を任せたか、その人がプリーストだったからか。
全て押し殺していることに耐えられなくて、ならばと関係の無い他人に聞いて欲しかっただけなのか。
何故聞いて欲しいと思ったかは、分からないけど。

「少し・・・ 話を聞いていただけませんか?」

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