理由なんて要らない。 別れの言葉も要らない。 なにも、いらない。 独りということだけが、残ればいい。 この地方には珍しく、晴間が覗いていたのに。 私には矢張り、灰色の空しか写らなかった。 世界は彩にあふれていて、私だけが色を無くした世界に座り込んでいる。 始まりの場所で 最後を迎えようというのが さいごの、せめてものわがままだった。 静けさと共に・・・寂しさが、私を抱き寄せる。 大丈夫、 君も私なんかに関わらなくていいんだよ。 だれもいない、音の無い世界。 孤独だけが、きっと私を癒してくれるだろう。 永らく、青い空なんて見ていないと思う。 -降頻る雪に、さよなら。-