私にはもう裏切りを許すだけの余力は残っていない。
人を信じることなんてできやしない。
その癖に戻りたいとも思っている。

今までのことは全部嘘で、とは言わないが、
きっとまたうまくやっていける。
そう思っていたときに受けた、二度目の裏切り。
私の心は、捩れて砕けた。

全ての人が私を蔑んだような目で見ている。
あの優しい声も、あの笑みも全て嘘でしかなく、
内心で、腐ったゴミを投げ捨てるために仕方なく嫌々ながらつまんでいるような。
そんな風にしか思っていない。

それでも求めるというのは、結局自分にとっての都合のいい場所が欲しいだけなんだ。
どうせ私も、そんな人間なんだ。


もう私は、死ぬしかないだろうと思った。

でも、少しの希望を抱いた胸は、掻き毟っても掻き毟っても心臓までは届かなくて。
それでもいつか、戻れると信じてしまって。
過去の心地よさに、失った腕を伸ばして。


「諦められない自分が嫌い
絶望してるはずなのに希望に縋る自分が嫌い
離れようとしてるのに駆け寄ってきてくれることを期待している自分が嫌い
全てを背負い込むことを選んでその覚悟が無い自分が嫌い
自分で死ぬことすら選べない自分が嫌い・・・」


「欠けていることがわかるから、悲しいのかもしれないですね
そしてそれを埋めることができないから・・・」

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